国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 湿原植生に影響を与える水文要因の解析

作成年度 2003年度
論文名 湿原植生に影響を与える水文要因の解析
論文名(和訳)
論文副題
発表会 陸水物理研究会・日本陸水学会北海道支部会2003年度札幌合同大会
誌名(No./号数) 陸水物理研究会・日本陸水学会北海道支部会2003年度札幌合同大会予稿集
発表年月日 2003/12/04 ~ 2003/12/05
所属研究室/機関名 著者名(英名)
環境研究室中津川 誠(NAKATSUGAWA Makoto)
環境研究室羽山 早織(HAYAMA Saori)
抄録
環境の保全や復元が叫ばれる中、北海道の北部に位置するサロベツ湿原も例外ではなく、面積の減少とともに乾燥化に起因するササの侵入によって湿原独自の植生の喪失が懸念されている。サロベツ湿原ではその特徴ともいえる高層湿原が広がる原生花園ビジターセンターで、ササの急激な拡大が報告され、その保全策が望まれている。この主な侵入要因としては、これまでの調査から周辺地下水の低下が影響していることが考えられる。 そこで本研究では、過去と現在におけるササの侵入領域を特定するため、航空写真と衛星画像からササ地と湿原植生の判読を実施した。また、既往データの整理から、湿原周辺に流れるサロベツ川の融雪時期における河川水位・流量が低下し、更に積雪量の減少もみられたことから、このような流域水循環の変化が地下水へ与える影響について感度分析的にシミュレーションを行った。
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