作成年度 | 2003年度 |
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論文名 | サロベツ湿原における植生変化と水文要因の解析 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 平成15年度土木学会北海道支部年次技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成15年度土木学会北海道支部論文報告集第60号 |
発表年月日 | 2004/02/02 ~ 2004/02/03 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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環境研究室 | 羽山 早織(HAYAMA Saori) |
環境研究室 | 中津川 誠(NAKATSUGAWA Makoto) |
抄録 |
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環境の保全や自然再生が注目される中、貴重な動植物の生息の場となる湿原は面積の減少により保全が叫ばれている.北海道の北部にあるサロベツ湿原では面積の減少とともに、乾燥化に起因するササの侵入により湿原植生の喪失が懸念されており、その保全が望まれる.サロベツ湿原では昭和36年頃からの農業用地の開拓に伴い調査が始められてきたが、その中でサロベツ原生花園(図-1)においてササが急激に拡大しており,その主な要因としては地下水位の低下が報告されている1).これを背景に、湿原域の観測データを反映できる地下水シミュレーション手法が張ら2)によって提案された.そこで本研究では、まず過去と現在におけるササの侵入領域を特定することを目的として、航空写真と衛星画像からササ地と湿原植生の判読を実施した.次に数値フィルターによる河川流量の成分分離に基づき、地下水涵養量の推定をおこなった.これにより、水収支的に妥当な地下水涵養量を地下水シミュレーションに適用することができた.このシミュレーションにより、積雪寒冷地の水循環上重要な融雪期の1)降雨・融雪量および2)河川水位の変化に対し、地下水の感度を分析するものである. |
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