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発表 乳牛糞尿スラリーを主原料とした中温メタン発酵における副原料(牛乳とバター)の効果に関する室内実験結果

作成年度 2003年度
論文名 乳牛糞尿スラリーを主原料とした中温メタン発酵における副原料(牛乳とバター)の効果に関する室内実験結果
論文名(和訳)
論文副題
発表会 日本畜産環境学会第2回大会
誌名(No./号数) 日本畜産環境学会会誌Vol.2 No.1
発表年月日 2003/12/19
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土壌保全研究室石田 哲也(ISHIDA Tetsuya)
抄録
乳牛ふん尿スラリーを主原料とした中温メタン発酵における副原料(牛乳とバター)の効果をガラス製ジャーファーメンターを用いた室内実験で検証した。発酵液量は6リットルで、水理学的平均滞留日数を30日に設定し、毎日1回200mlの発酵原料(スラリー+副原料)をそれぞれ2ヶ月間に渡って連続投入した。副原料の混入量は、牛乳では0、10、20、40ml、バターでは0、4、8、16gとした。いずれの副原料においても、メタン濃度は大差なく、バイオガス発生量は副原料の混入量が多いほど多くなった。特に、バター16g投入では、無投入の約3倍のガス発生量であった。1時間ごとのバイオガス発生量の推移で特徴的な現象が確認できた。牛乳では原料投入後4~5時間でピークとなり、投入量による差は極めて小さかったが、バターでは投入量の多い処理ほどピークが遅くなり、最多投入では10~12時間後にピークとなった。発酵液のVs濃度は、牛乳では変化しなかったがバターでは上昇する傾向にあった。副資材の分解性の良否を反映しているものと判断され、負荷濃度を高めた場合の発酵障害に示唆を与えるものと考えられる。
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