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発表 共同利用型バイオガスプラントのエネルギー的評価

作成年度 2003年度
論文名 共同利用型バイオガスプラントのエネルギー的評価
論文名(和訳)
論文副題
発表会 日本畜産学会 第103回大会
誌名(No./号数)
発表年月日 2004/03/29 ~ 2004/03/31
所属研究室/機関名 著者名(英名)
酪農学園大学大学院石川 志保(ISHIKAWA Shiho)
酪農学園大学大学院干場 信司(HOSHIBA Shinji)
北海道立根釧農業試験場日向 貴久(HINATA Takahisa)
土壌保全研究室石田 哲也(ISHIDA Tetsuya)
大成建設株式会社羽川富夫(HAGAWA Tomio)
株式会社ドーコン館山 留男(TATEYAMA Tomeo)
高根沢町役場菱沼 竜男(HISHINUMA Tatsuo)
北王コンサルタント(株)森田 茂(MORITA Shigeru)
抄録
【目的】これまで、筆者らは試験研究施設としての個別型バイオガスプラント(BGP)や共同型BGPにおけるエネルギー(EN)的な有効性や経済的成立条件についての検討を行ってきた。本研究では、実用規模の共同利用型BGPについての建設から運転にかかわるEN収支を総合的に比較検討した。【方法】モデルとする共同型BGPは、別海資源循環試験施設の調査結果をベースにして、想定した基本要素のみの施設とした。原料は副資材を用いないふん尿スラリーのみとし、規模は乳牛1000頭とした。EN評価については、総投入化石ENと総産出ENとを比較し、両者が釣り合うまでの運転年数(償還年数)を求めた。【結論】総投入ENのうち、初期投入ENは39、300GJ、運転ENは2、400GJ/年、メンテナンスENは470GJ/年となった。総産出ENは、産出電力が2、960GJ/年、利用可能熱量は5、900GJ/年、消化液の等価ENは2、005GJ/年となり、利用可能ENのみで総投入ENを回収するには、約7年の運転年数がかかることがわかった。しかし、BGPから排出される消化液を有効利用することで約5年の運転年数で総投入ENが回収できるという推定結果が得られた。
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