作成年度 | 2005年度 |
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論文名 | 人々の意思決定過程とリスク認知特性を考慮した河川災害情報提供方法に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会論文集 |
誌名(No./号数) | 土木学会論文集No.800/Ⅳ-69 |
発表年月日 | 2005/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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環境研究室 | 矢部 浩規(YABE Hiroki) |
抄録 |
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河川災害リスク情報の適切な提供方法に関する有用な知見を得ることを目的としている.人々の避難等の判断,対応行動に至る意思決定過程を明らかにするため,札幌市在住22人の7036個の発話データを収集してプロトコル法を適用した.その結果,3つの思考過程に意思決定過程が分類され,避難命令や浸水,氾濫などの河川災害に関する情報の他に,避難経路,家族や自宅等に関する多様な情報が人々の対応行動を促す根拠となっていた.また,災害前の河川災害リスク認知が,思考過程に影響を及ぼすことが示唆された.そのため,意識データ及び,札幌市,石狩市の市場価格地価データ812地点を対象にヘドニック・アプローチを用いた土地評価からリスク認知を分析した.河川災害リスクを定量化してリスクが認知されていることを実証し,過去や現在・将来の浸水規模,発生時点からの時間経過,浸水地点からの距離等要因の認知特性を顕在化した. |
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