国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 北海道の魚道の特徴について

作成年度 2005年度
論文名 北海道の魚道の特徴について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成17年度土木学会北海道支部年次技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2006/02/02 ~ 2006/02/03
所属研究室/機関名 著者名(英名)
環境研究室谷瀬 敦(TANISE Atsushi)
環境研究室山下 彰司(YAMASITA Shoji)
環境研究室矢部 浩規(YABE Hiroki)
抄録
北海道はサケ、サクラマスなど川と海を回遊する代表的な魚類が多く生息している。また近年、河川環境に対する関心の高まりを反映し、数多くの河川横断工作物に魚道が設置されるようになってきた。しかしながら、今までに設置された魚道の形式やその魚道効果の現状についてはあまり把握されておらず、今後、より良い魚道の設計を行うためにはこれらの魚道の情報は必要不可欠となると思われる。このため、現在、北海道内に設置されている魚道についての傾向を把握するために、北海道内の魚道の各種データを収集し、データベースとして取りまとめた。設置された魚道の形式は、ほとんどの年代で階段式やアイスハーバー式などのプールタイプが主流であったが、1990年以降はスリット式や水路式等の魚道が設置され、魚道のタイプが多様化していることが明らかになった。プールタイプの魚道構造については魚道幅員とプール長、プール水深ともに大型魚を対象とした魚道が小型魚や底生魚を対象にした魚道に比べて小さいという傾向が見られた。魚体サイズが大きく、遊泳力の大きい大型の魚類ほど大きなプールが必要と言われているが、実際はこれとは逆に大型魚対象魚道のプールが小さくなっていることが分かった。
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