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発表 中間育成に使用後の深層水放水が海域に与える影響について

作成年度 2006年度
論文名 中間育成に使用後の深層水放水が海域に与える影響について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成18年度 日本水産工学会学術講演会
誌名(No./号数) 平成18年度 日本水産工学会学術講演会 講演論文集
発表年月日 2006/06/10 ~ 2006/06/12
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水産土木チーム佐藤 朱美(SATOH Akemi)
水産総合研究センター水産工学研究所足立久美子(ADACHI Kumiko)
抄録
海洋深層水は、清浄性、富栄養性、冷温性などの 特質が着目されており、水産や地域振興など様々な分野で試験されている。[*]熊石町においても、平成15年11月から海洋深層水の取水が試験的に開始され、平成16年7月からは本格的に開始された。深層水の水産利用として、熊石漁港内に整備される蓄養施設の水温管理のための散水、アワビ種苗の中間育成施設において飼育水として利用した後、海域に放水する等が計画されている。そこで、施設周辺の海域に放水される深層水が海域に与える影響を把握するため、深層水利用後の放水海域の栄養塩類等の水質調査および海藻類をはじめとする生物調査を行った。[*]アワビの飼育に利用した深層水の放水前には、ワカメ・ホソメコンブ類が汀線付近でわずかに確認されただけであった。放水口から採取した排水の栄養塩は高濃度(例えばNO3-Nは20μM/l程度)であったが、放水量が1、000~2、000t/日程度と少量であるため、その影響範囲は小さく、海藻類の繁茂効果は放水口全面の20m~30m程度にとどまった。
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