シンボルマーク独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

発表 二風谷ダム流域における崩壊地判読と土砂・流木収支の推定

作成年度 2007年度
論文名 二風谷ダム流域における崩壊地判読と土砂・流木収支の推定
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成19年度全国大会 第62回年次学術講演会
誌名(No./号数)
発表年月日 2007/09/12 ~ 2007/09/14
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境保全チーム村上 泰啓(MURAKAMI Yasuhiro)
水環境保全チーム山下 彰司(YAMASHITA Shouji)
抄録
2003年8月9 日~10日にかけ、一級河川沙流川流域周辺では活発化した前線により観測史上最大の豪雨がもたらされた結果、多数の斜面崩壊が発生した。洪水氾濫被害のほか、流域からは大量の流木が流出し、各所で橋梁の流出などの災害が発生した。沙流川河口から約20km に位置する二風谷(にぶたに)ダム貯水池では、計画量の50年分に相当する5万m3に及ぶ流木が堆積した。筆者らは豪雨後に撮影された航空写真資料を用い、特に降雨量の多かった支川額平川流域(A=384km2)における斜面崩壊地を把握し、5000箇所以上の斜面崩壊地が新規に発生したことを把握した。[*]豪雨で広範囲に斜面崩壊が発生した場合、土砂と流木の再移動が河川管理上の懸案になることが想定される。沙流川流域周辺は付加体堆積物、白亜紀の堆積物、蛇紋岩などが混在し、造山運動による影響も受けているため、土砂生産量が道内でも多い地域である。沙流川周辺の豪雨による斜面崩壊に伴う土砂や流木の挙動については小流域を詳細に調査した研究..や沿岸付近の段丘面でテフラを指標として斜面崩壊発生頻度を推定したものはあるが、流域全体で土砂・流木収支を推定した例は少ない。ここでは、.. 年 月豪雨で斜面崩壊が多発した二風谷ダム流域について、これまで未判読であった残流域(A=831km2)の斜面崩壊地をSPOT5号衛星画像により判読し、流域全体での土砂・流木発生量と収支を推定した結果を報告する。
本文閲覧ご希望の方は、直接、当該学会等にお問い合わせください。
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.