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発表 人工動揺基質へのコンブ固着力に関する研究

作成年度 2008年度
論文名 人工動揺基質へのコンブ固着力に関する研究
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成20年度日本水産工学会学術講演会
誌名(No./号数)
発表年月日 2008/05/31 ~ 2008/06/02
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水産土木チーム北原 繁志(KITAHARA Shigeshi)
函館開発建設部今林 弘(IMABAYASHI Hirosi)
パブリックコンサルタント岩成正勝(IWANARI Masakatu)
抄録
人工動揺基質に着生したコンブが波浪によって容易に引き抜かれると藻場形成が難しくなる。このため、人工動揺基質へのコンブ固着力を実験的に測定するとともに、天然岩礁と被覆ブロックに着生していたコンブについても現場で固着力を測定したのでそれらの結果を報告する。[*][*](1)コンブの付着パターンは、天然岩礁と被覆ブロックは単体で付着していたが、人工動揺基質には付着器が絡み合う群体のケースと単体で付着するケースの2種類があった。[*](2)付着器の人工動揺基質からのはがれ方は、a)単体体で剥離、b)群体で剥離、c)付着器が剥離せずに茎部が切断、の3パターンであった。[*](3)人工動揺基質のコンブ付着器は天然岩礁や被覆ブロックのそれよりも50%以上小さいが、固着力はほぼ同等かそれ以上であった。[*](4)人工動揺基質のうち、3年経過したものと9ヶ月経過したものの固着力を比較すると、3年経過したものは約25%の低下が見られた。[*](5)3年経過した人工動揺基質の固着力は天然岩礁とほぼ同じであった。
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