シンボルマーク独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

発表 アラミドロープを用いたRC橋脚の鉄筋断落し部のじん性補強に関する研究

作成年度 2008年度
論文名 アラミドロープを用いたRC橋脚の鉄筋断落し部のじん性補強に関する研究
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成20年度全国大会第63回年次学術講演会
誌名(No./号数) 第63回年次学術講演会講演概要集
発表年月日 2008/09/10 ~ 2008/09/12
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地構造チーム三田村 浩(MITAMURA Hiroshi)
㈱高速道路総合技術研究所本間 淳史
長岡技術科学大学下村 匠(SHIMOMURA Takumi)
長岡技術科学大学丸山 久一(MARUYAMA Kyuichi)
抄録
我が国では,平成7年度の兵庫県南部地震以降,緊急輸送道路における橋梁の耐震補強が進められている.特に積雪寒冷地域においては,冬季の低温環境や施工期間が短いといった耐震補強工事の施工部分に不利な条件を有するため,多数の橋梁の耐震補強工事を効率的かつ経済的に実施するためには,これらの条件に適応した新たな耐震補強工法を検討し,採用していくことも必要である.本報告では,積雪寒冷地域での経済性と施工性に配慮した耐震補強工法としてアラミドロープ巻付け補強の各ケースにおける実験およびその結果について報告するものである.[*]実験結果より得られた知見を整理すると,以下のとおりである.(1)アラミドロープ巻付け補強により,RC柱の変形性能およびエネルギー吸収量が向上する。ただし,降伏剛性や最大曲げ耐力の増加は見られない.[*](2)アラミドロープ巻付け補強において,樹脂を全面に含浸した場合と含浸しない場合では,変形性能の向上効果に差は見受けられないが,エネルギー吸収量は樹脂を含浸した場合がやや大きくなる.[*](3)アラミドロープ巻付け補強において,コーナー部に鋼材を設置して補強した場合,補強無しに対して変形性能やエネルギー吸収量が向上する.
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.