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発表 標準的な転圧機械を用いた粗粒土による盛土高層化の提案

作成年度 2008年度
論文名 標準的な転圧機械を用いた粗粒土による盛土高層化の提案
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第49回地盤工学会北海道支部年次技術報告会
誌名(No./号数)
発表年月日 2009/01/29 ~ 2009/01/30
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地地盤チーム安達 隆征(ADACHI Takayuki)
寒地地盤チーム西本 聡(NISHIMOTO Satoshi)
寒地地盤チーム佐藤 厚子(SATOH Atsuko)
抄録
現在、道路土工における盛土の締固めは、路床を除き、一層の厚さ30cmを標準として施工、品質管理されているが、効率性や経済性の観点から、盛土の一層当たりの施工厚さを標準の厚さよりも厚くすること(以降盛土厚層化と称する)を検討した。[*]これまでの研究では、盛土厚層化の施工は大型転圧機械(25t以上のタイヤローラー)により検討されていたので、施工条件が限定されていた。しかし、特に北海道では、大型転圧機械の保有台数が非常に低く、入手が困難なため、施工実績が少ない状況にある。そこで、盛土厚層化施工の適用拡大を目指して、実際に現場の盛土施工で使用されている標準的な転圧機械による現場試験施工を北海道内各地で行い、盛土厚層化施工に関する適用性を検討してきた。[*]本報告では、これまでのデータに、平成20年度に実施した試験施工データを追加し、粗粒土を対象とした盛土厚層化施工に関する試験施工方法および品質管理方法を再検討した。その結果から、特に礫質土の盛土厚層化における特質を見出すことができた。これにより、標準的な転圧機械による盛土厚層化施工の採用に向けたフローを提案するものである。
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