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発表 すり抜け現象を伴う雪崩の積雪特性と対策効果

作成年度 2008年度
論文名 すり抜け現象を伴う雪崩の積雪特性と対策効果
論文名(和訳)
論文副題
発表会 ゆきみらい2009in高岡 第21回ゆきみらい研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2009/02/13
所属研究室/機関名 著者名(英名)
雪氷チーム松下 拓樹(MATSHSHITA Hiroki)
雪氷チーム松澤 勝(MATSUZAWA Masaru)
雪氷チーム伊東 靖彦(ITO Yasuhiko)
雪氷チーム上田 真代(UEDA Masayo)
抄録
本調査では、すり抜け現象が発生する積雪特性とメッシュ取付けによる対策効果を明らかにすることを目的として、自然積雪を用いて現地実験を行った。[*] まず斜面積雪上にブルーシートを敷設して降雪によって雪崩を自然発生させた実験では、対策なしの場合では雪崩の約70%ですり抜け現象を伴い、対策ありの場合では顕著なすり抜け現象の発生はなかった。また、人力によってブルーシート状の積雪に振動を加えて雪崩を誘発させた実験では、積雪密度が100 kg/m3以下および積雪硬度が10 kPa以下の積雪ですり抜け現象が発生した。さらに、雪崩発生後および人工雪崩実験後の雪崩予防柵周辺の堆雪量からすり抜け率を求めたところ、対策によりすり抜け率は60~70%から40%以下へ低減していた。[*] 以上の実験結果より、雪崩予防柵にメッシュを取り付けることによってすり抜け現象を防止する効果が確認できた。
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