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発表 個別要素法を用いた落石シミュレーションの定数設定法に関する検討

作成年度 2008年度
論文名 個別要素法を用いた落石シミュレーションの定数設定法に関する検討
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第38回岩盤力学に関するシンポジウム
誌名(No./号数) 第38回岩盤力学に関するシンポジウム講演集(CD-ROM)
発表年月日 2009/01/08 ~ 2009/01/09
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地構造チーム表 真也(OMOTE Shinya)
寒地構造チーム岡田 慎哉(OKADA Shinya)
寒地構造チーム石川 博之(ISIKAWA Hiroyuki)
防災地質チーム伊東 佳彦(ITO Yosihiko)
防災地質チーム日下部 祐基(KUSAKABE Yuuki)
抄録
落石対策は道路防災計画にとって大きな課題のひとつである.本検討は落石対策工の合理的な計画や設計,安全性の向上,コスト縮減に寄与するための基礎資料を得ることを目的として,個別要素法を用いた落石シミュレーションにおける解析定数の設定法について検討を行ったものである.[*]本検討では,屋内実験及び現地実験を行い定数の設定に関して検討を行った.この結果を基に,落石シミュレーションによる落石経路や到達範囲の推定,落石が構造物に到達した時点でのエネルギーや衝撃力の推定を試みた.[*]結果をまとめると以下のようになる.[*]1) 落下試験体の材質及び被接触面の材質が同じであっても,落下試験体の形状で反発係数が大きく異なる.2) 落下試験体の材質が同じであっても反発係数は,岩球体では質量や落下速度が増すほど反発係数は低くなる傾向が得られ,岩体では一定の範囲内で収束する傾向がみられた.3) 現地実験の再現解析から,斜面地形や性状によって再現性の良い反発係数が異なることから,反発係数の設定に関しては更なる検討が必要である.4) 3 次元DEM では落石の挙動や落石エネルギーや到達範囲が推定できることから,道路防災計画に有効な手法であると考えられる.
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