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発表 防波堤に形成された背後盛土における藻場機能について

作成年度 2009年度
論文名 防波堤に形成された背後盛土における藻場機能について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第34回海洋開発シンポジウム
誌名(No./号数)
発表年月日 2009/06/29 ~ 2009/06/30
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水産土木チーム佐藤 仁(SATOH Jin)
水産土木チーム福田 光男(FUKUDA Mituo)
北海道開発局釧路港湾事務所丸山 修治(MARUYAMA Syuji)
(株)エコニクス村井 克詞(MURAI Katsushi)
抄録
北海道釧路港では、防波堤背後に浚渫土砂を盛土することによる浅場(背後盛土)を形成した。背後盛土の目的は、越波による伝達波の低減とケーソン堤体幅の縮小によるコスト削減に加え、背後盛土上に新たに藻場を創造する事である。この背後盛土上における藻場形成について調査した。その結果、次のことが判明した。背後盛土上では、秋季に末枯れ・枯死流失を経ても、冬季に新規加入群が着生し、整備後約2年半経過した段階で、葉体被度90%以上のナガコンブを中心とする良好な藻場が形成されている。良好な藻場の形成に伴い、生息する動物も増加傾向にあり、産卵場、稚仔魚の保育場、餌場などの多様な機能の発現が確認された。良好な藻場が形成されている要因の一つは、生育に必要な光量子量が十分に供給されているためと考えられる。
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