作成年度 | 2009年度 |
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論文名 | 河川渓流域におけるサクラマスの産卵場所に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 河川技術に関するシンポジウム |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2009/06/11 ~ 2009/06/12 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水環境保全チーム | 森田 茂雄(MORITA Shigeo) |
水環境保全チーム | 桑原 誠(KUWAHARA Makoto) |
水環境保全チーム | 山下 彰司(YAMASHITA Shoji) |
北海道大学 | 永山 滋也(NAGAYAMA Shigeya) |
抄録 |
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サクラマスは、積雪寒冷地域の北海道を代表する希少な魚種で、産卵のために河川渓流域に遡上し、ふ化後下流域に広く分散する生活史をもつ。[*] 従来のサクラマスの産卵環境に関する研究は、微生息場所(数m程度の範囲)の河川物理環境に着目して行なわれている。一方、サクラマスの産卵環境に関する研究を良好な産卵場所を把握、保全するための河川事業へと応用させるためには、渓流域の河川改修で取り扱うスケール、例えば瀬や淵といったユニット単位のスケールで河道を区分して産卵場所を評価することが必要であると考える。[*] 本研究は、ユニット単位のスケールで河道を区分しサクラマスの産卵場所を評価した。[*] その結果、産卵床の大部分は、i/ia<1.0及び粒径2.0mm以上の質量百分率が80%以上の階級に集中した。さらに、選択性指数で見ると同階級で明瞭な選択性が示された。このことより、河床勾配(i)と河床材料を調査項目とし、河道を川幅程度で区分する手法は、サクラマスの産卵場所を評価する上で有効であり、河川改修時において良好な産卵場所を把握、保全することに貢献すると考える。 |
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