作成年度 | 2010年度 |
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論文名 | 旧川における底質の性状と形成過程に関する考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第65回土木学会年次学術講演会 |
誌名(No./号数) | 第65回土木学会年次学術講演会講演概要集 |
発表年月日 | 2010/09/01 ~ 2010/09/03 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水環境保全チーム | 横山 洋(YOKOYAMA Hiroshi) |
北海道開発局室蘭開発建設部 | 村瀬 竜也(MURASE Tatsuya) |
(株)福田水文センター | 中村 茂樹(NAKAMURA Shigeki) |
抄録 |
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旧川をはじめとした閉鎖性の強い水域の底質は,有機物及び栄養塩を多量に含んでおり,風による底質巻上げが,水域の汚濁負荷の主たる供給因子であることが知られている.しかし,閉鎖性水域の底質の形成プロセスには,まだ把握・解明されていない部分が多い.本研究の対象水域でも,浮泥状の底質がかなりの層厚で形成されており,わずかな流動でも底質が巻き上げられるものと推察される.旧川の水質保全あるいは改善策の検討や実施に当り,底質の性状と巻上げの関係を把握することは,水質管理上,重要な課題である.本研究は底質堆積状況や性状の異なる2地点を選定し,旧川底質を特徴付ける物的性状の鉛直分布を調査した.また調査結果をもとに,旧川の底質の季節変化や形成過程について,考察を行った.[*]本研究により,茨戸川において有機質含有量の多い浮泥層が維持されている現状を確認できた.含水比が調査期間中高い値で維持されている機構の解明は今度の課題だが,旧川の有機泥堆積のプロセス解明に向け,知見を得ることができた. |
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