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発表 有機懸濁物の多い旧川の濁質予測手法に関する研究

作成年度 2010年度
論文名 有機懸濁物の多い旧川の濁質予測手法に関する研究
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第13回応用力学シンポジウム
誌名(No./号数)
発表年月日 2010/08/31
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境保全チーム横山 洋(YOKOYAMA Hiroshi)
北海道開発局室蘭開発建設部村瀬 竜也(MURASE Tatsuya)
(株)福田水文センター中村 茂樹(NAKAMURA Shigeki)
抄録
本研究の目的は,複雑な地形でかつ底質挙動も場所により異なる茨戸川の水質解析の精度改善である.本論文では,まず既往の鉛直2次元モデル計算の課題の1つである,縦断的な濁質変動特性の違いとその原因の整理を行った.その後,底質巻上げ量(巻上げフラックス)と風の関係,懸濁粒子の挙動について再考察を行い,底質挙動について茨戸川の領域別で評価するよう,モデルの修正を行った.最後に修正モデルによる精度改善について,鉛直2次元モデル及び3次元モデルで考察した.[*]本研究は,旧川をはじめとして,有機物を多く含む底質が堆積した閉鎖性水域における,水質予測手法の精度向上のための基礎的知見を得るものである.また北海道において,旧川は農業利水,漁業資源等,生活の場としての利用のみならず,北海道らしい景観という観光資源としての活用の可能性も考えられる.本研究は良好な河川環境保全の検討や効果検証の際の技術向上に,今後重要な役割を果たすものと期待できる.
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