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発表 積雪寒冷地における降積雪の変化傾向について

作成年度 2010年度
論文名 積雪寒冷地における降積雪の変化傾向について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第23回ふゆトピア研究発表会
誌名(No./号数) 第23回ふゆトピア研究発表会論文集(要旨のみ、本論文はHP掲載)
発表年月日 2011/01/21
所属研究室/機関名 著者名(英名)
雪氷チーム伊東 靖彦(ITO Yasuhiko)
雪氷チーム上田 真代(UEDA Masayo)
雪氷チーム松澤 勝(MATSUZAWA Masaru)
抄録
「地球温暖化」に象徴されるように、地球全体の気候変動が議論されるようになってきた。積雪寒冷地においては、降雪や積雪など雪の変動も着目すべき課題の一つといえる。[*][*]そこで筆者らは、既往データである地上気象観測データを用いて、近年の年降雪量と年最深積雪の変化を確認すべく調査を行った。[*][*]その結果、以下の特徴を捉えることができた。[*][*]年最深積雪の増加傾向は北海道南部を除いた北海道全域で認められ、特に北海道東部のオホーツク海沿岸域と十勝北部で顕著に認められた。一方、本州では概して減少傾向を示した。冬期の平均気温と比較すると、冬期平均気温が低い地域で年最深積雪が大となる傾向が確認できた。[*][*]年降雪量は、全国的に総じて減少傾向を示しており、新潟県、山形県日本海側、北海道の西南部でその傾向が強い。また、増加値点は箇所は少ないが、北海道中央部および福島県南部などに見られた。[*]また、冬期平均気温が低い箇所で、多量降雪が増加傾向にあり、最深積雪が増加する条件で多量降雪が多いことがわかった。
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