シンボルマーク独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

発表 木質炭化物によるバイオガスプラント消化液施用時のアンモニア揮散抑制効果

作成年度 2012年度
論文名 木質炭化物によるバイオガスプラント消化液施用時のアンモニア揮散抑制効果
論文名(和訳)
論文副題
発表会 日本土壌肥料学会2012年度鳥取大会
誌名(No./号数)
発表年月日 2012/09/04 ~ 2012/09/06
所属研究室/機関名 著者名(英名)
資源保全チーム横濱 充宏(YOKOHAMA Mitsuhiro)
抄録
【目的】バイオガスプラントからはエネルギー源となるバイオガスとともに消化液が生成される。消化液は肥料成分に富み、畑地や草地で液肥として施用されている。消化液の圃場への散布後にはアンモニア揮散が発生し、窒素肥料分の損失とともに酸性雨の原因となる。畑地の場合、消化液の圃場施用後に耕起を行うことによりアンモニアの揮散が抑制できるが、草地では耕起が不可能なため別のアンモニア揮散の抑制法が必要である。そこで、カラマツ間伐材の炭化物を用いたアンモニア揮散の抑制を検討した。また、消化液と炭化物の施用が草地の土壌理化学性や牧草収量におよぼす影響も検証した。[*]【結果】消化液を30 Mg ha-1施用しても、事前に炭化物を20 Mg ha-1散布しておけば、アンモニアの揮散が、消化液のみ施用した場合に比べ34%に、消化液と炭化物を固形分120g Kg-1になるように混合した液を施用した場合、アンモニアの揮散が、消化液のみを施用した場合に比べ69%に抑えられた。すなわち、カラマツ間伐材の炭化物の施用により、消化液施用時のアンモニア揮散が効果的に抑制できることが明らかとなった。腐植含量、陽イオン交換容量の層差は施用1年目より炭・消化液別施用区で有意に多かった。全窒素含量の層差も炭・消化液別施用区で多い傾向にあった。容積重、粗孔隙量、易有効水分孔隙量の層差はいずれも試験区間の明瞭な差異が認められなかった。牧草収量も各試験区間で差異は認められなかった。炭・消化液別施用区では、炭化物の施用量が20 Mg ha-1と多かったため、炭化物が分解せずに残存しており、この残存した炭化物が炭・消化液別施用区における土壌理化学性の変化に大きく影響したと推察された。
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

Copyright (C) 2006 Independent Administrative Institution Civil Engineering Research Institute for Cold Region.