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 直轄地すべり対策事業の「概成基準」について-ピラシケ地区の概成基準-

作成年度 2005年度
論文名 直轄地すべり対策事業の「概成基準」について-ピラシケ地区の概成基準-
論文名(和訳)
論文副題 平成17年(安-23)
発表会 平成17年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成17年度技術研究発表会
発表年月日 2006/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
小幡光一
竹矢俊一
加藤太吾
抄録
地すべりの発生原因は、【素因】となる地形、地質、過去の地すべり経歴と、【誘因】となる降雨、融雪、地震等の気象的条件が複雑に関連している。特に設計上の外力となる誘因は自然現象であり、これを限られた期間内に再現するのは困難であるといえる。このため、地すべり対策事業では地区完了ではなく、「地区概成」との表現をしている。この「概成」を判定するための「条件」には定められたものがなく、各地区で独自の「概成基準」を設定して「概成」を判定しているのが実態である。しかしながら、直轄地すべり対策事業では、完了後の維持管理を自治体に移管するため、客観的に見ても「概成」が妥当であるとの判断が必要であるといえる。このため、ピラシケ地区では「地すべり等防止法」等の条文を鑑み、十分な事業効果が確認できる「概成判定基準」を作成するとともに、学識経験者を交えた「概成検討会」を実施し、より客観的な「概成判定」を行った。本報文では、ピラシケ地区地すべり対策事業の概成基準の考え方と概成検討会における概成判定資料を右岸ブロックを例として報告する。
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