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 石狩湾新港の遮蔽実験について

作成年度 1973年度
論文名 石狩湾新港の遮蔽実験について
論文名(和訳)
論文副題 昭和48年度(F-3)
発表会 昭和48年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和48年度技術研究発表会
発表年月日 1973/04/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
成田友彌
抄録
石狩湾新港地域開発の基本構想による新港の施設配置計画は、当初昭和46年度に港湾審議会案が提出され、その計画にもとづいて遮蔽実験が同年に実施され、報告されている。その後、社会情勢の変移にもとづいて、当初より規模を拡張し、一部掘込み地区を併用した新たな施設配置計画が47年度に審議会で決定され、48年度から一部着工されている。この計画は、東地区、中央地区、西地区および掘込み地区に分れ、この4大埠頭群を被覆する北防波堤は、埠頭先端から約900~1700m沖合の水深約13~19mに総延長3.9~4.9㎞で建設する雄大な計画である。この計画にしたがって、開発局港湾部では各年度別の建設工事予定計画を決定した。これによると、昭和48年度から55年度までに、外郭堤のほとんどと埠頭の70%近くが完成する予定であり、その区分(実験水槽に収容された部分のみ)を示した。一般に、港内水域施設が複雑な幾何形状の場合は、反射波の重複等で解析が不可能になる。この石狩湾新港においても、埠頭計画に対し、侵入波による複雑な反射現象が発生すると思われる。したがって、水理模型実験を行ない、防波堤の延伸度合と港内各部の静穏度の状況を把握し、今後の施設建設計画の資料を得ることがこの実験の目的である。この報告は、上述の目的にしたがい遮蔽実験ににより検討を行ない、その結果を述べると同時に、最近現地でも実施されるようになった遮蔽実験の一般的な方法とその問題点を併記したものである。
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