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 大口径鋼管グイ(φ1219.2)の載荷試験について-石狩河口橋-

作成年度 1969年度
論文名 大口径鋼管グイ(φ1219.2)の載荷試験について-石狩河口橋-
論文名(和訳)
論文副題 昭和43年度(9)
発表会 昭和43年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和43年度技術研究発表会
発表年月日 1969/12/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
三浦智
高橋陽一
抄録
石狩河口橋は、一般国道231号線が石狩川を横断する箇所に架設されるもので、石狩河口より約5.5Km、現在のフェリーボート地点より約2.0Km上流の位置に架設される。架橋地点の地質構成は、長大な河成沖積土が橋梁計画線全線にわたって分布しており、特に標高-10~-40mの間は、石狩川の運搬による粘性土、シルト質土が極めて複雑な堆積状況を示している。架橋計画は、河川管理上からも長大な支間(主径間部100m以上、側径間部60m以上)が要求されるので、その基礎工の選択には、詳細な調査と各種の基礎型式に関する施工の可能性、支持力(軸方向及び軸直角方向)、変位量、経済性について検討を行ない、結局次のような基礎型式を採用することとした。側径間部:大口径鋼管組グイ工法(φ1016.0)主径間部:鋼管矢板を使用するセル型ウェル工法本橋基礎工に関しては、昭和39年に土質調査に着手し、42年12月に大口径官鋼管グイ(φ1219.2)の載荷試験を行ない、43年から側径間部の基礎グイ打工事を開始した。しかし、ここで取り上げた基礎型式は、いずれも十分に解明しつくされているわけではなくいくつかの問題点をもっているので、施工の各段階での調査、現場実験を計画している。ここでは、側径間部に採用した、大口径開端グイの施工法、支持力、地盤係数、単グイ及び組グイの、水平力さらに振動外力に対する諸性質、減衰常数、騒音測定の結果等を報告する。ただし、当初計画し実験に用いたクイは、φ1219.2であるが、施工性が悪く、地盤係数も予想より大きくとれることがわかったので、実際の基礎鋼管グイはφ1016.0を採用した。
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