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 計画降雨に関する研究-大流域雨量と小流域雨量の関連について-

作成年度 1973年度
論文名 計画降雨に関する研究-大流域雨量と小流域雨量の関連について-
論文名(和訳)
論文副題 昭和47年度(D-7)
発表会 昭和47年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和47年度技術研究発表会
発表年月日 1973/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
山口甲
吉岡絋治
抄録
本稿は「計画降雨に関する研究」(建設省技術研究会指定課題)のうち、副テーマとして今年度より研究を行なっている「一つの流域の計画降雨とその部分流域の計画降雨の関連についての研究」を十勝川流域をモデルに選定し、若干の考察を行なったものである。計画雨量において、大流域雨量とその部分流域雨量の関連を問題にするようになったのは、水系全体にわたり安全度の高い計画流量をシステマティックに、より合理的に策定することに派生する。既往最大流量を計画流量とする場合は、降雨規模は既往データーに基づく検証にすぎないが、事例のないような大きな計画流量の策定に当っては、総降雨および、その分布型を具体的に想定する必要が生じてくる。また、ダム計画においてその容量決定が、ダムサイトと下流部の評価地点での条件から定められるので区間流量の同時性の検討が必要である。更に河道改修計画において、本川と支川間の計画流量の連続性の問題、複数基準地点システムにおける各基準点の流量、安全率の取り方の問題等が挙げられる。しかし問題は、現在用いられている実績降雨分布型による引延しの手法に内在するものと思われるものが多く、結局計画降雨の解析手法に関する検討に帰着する。問題点と検討事項を示すが、本年度は主として地点雨量と面積雨量の関係及び降雨の面積的広がりがテーマで、流域規模に応じた雨量の変化にどの程度の法則性を見出し得るか検討したものである。十勝川の計画雨量の検討に際し、使用された観測所は、11観測所で、ここではこの資料の範囲で解析を進めることとする。
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