国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 施工機械、走行車輌等による地盤振動の軽減について

作成年度 1973年度
論文名 施工機械、走行車輌等による地盤振動の軽減について
論文名(和訳)
論文副題 昭和47年度(A-5)
発表会 昭和47年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和47年度技術研究発表会
発表年月日 1973/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
能登繁幸
佐々木晴美
小林繁
抄録
最近の施設、機械の大型化、建設工事量の増大など、人口の増大に伴なう開発事業、経済活動の進展は、地盤振動による弊害を増加させる傾向にある。このため今日、公害対策基本法の制定、振動許容値の指導基準のとり決め、各種振動軽減工法の開発など、種々の施策が進められている。また建設工事振動対策指針(案)が発表されたのもつい最近のことである。地盤振動の軽減対策は、次の3つに大別される。(1)振動源における対策、 (2)伝播経路である地盤に対する対策、(3)振動の対象物に対する対策防振対策の大原則は振動源を抑制することであり、これに関しては産業機械の防振例が幾つか報告されている。建設工事では、くい、矢板の打ちこみなどの基礎工事に無音無振動工法が各種開発されているのは周知のとおりである。振動の対象物に対しては、防振設計、防振材料の開発など、この方面の研究も進んでいる。本報告で述べる振動軽減対策は、上述(2)の場合に担当し、施工機械や交通機関によって発生する地盤振動が、その伝播経路である地盤を改良することにより、またオーバーレイによって路面の平坦性を改善したり、土中に矢板を打設する、溝を掘るなどによって、どの程度まで軽減するかを調査したものであり、今後さらに増加するであろう公害としての振動問題に対して、適切な処置を見出そうとするものである。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.