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 抜根物土壌化物の作土への利用可能性に関する検討

作成年度 2004年度
論文名 抜根物土壌化物の作土への利用可能性に関する検討
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 北海道開発土木研究所月報 第617号
発表年月日 2004/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土壌保全研究室横濱 充宏(YOKOHAMA Mitsuhiro)
土壌保全研究室小野 学(ONO Manabu)
抄録
土木工事で発生した抜根物を土壌化し、 これを農地の作土として利用する試験を行った。 筆者らは試験圃場の作土における抜根物および窒素の消長を経年的に調査し、 抜根物土壌化物の農地作土としての利用可能性を検討した。 その結果、 以下のことが明らかとなった。 ①作物に窒素飢餓を発生させないためには、 施工当初において作土層への混入が許容できる抜根物の最大含量は150 程度と考えられた。 ただし、 この含有許容量は土壌条件により異なることも予想され、 他の土壌条件での検討が今後の課題である。 ②作土中の有機物を減耗させることなく抜根物を分解消失させるには、 土壌微生物に十分な窒素が吸収利用できることが重要と思量された。 このためには、 作土中の抜根物の分解が進行し、 その含量が150 未満になるまでは、 窒素施肥を十分に行うとともに、 窒素吸収量の少ない作物を栽培することが効果的と思われた。
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