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 合入力エネルギーを一定とした実規模RC桁の繰り返し重錘落下衝撃実験

作成年度 2011年度
論文名 合入力エネルギーを一定とした実規模RC桁の繰り返し重錘落下衝撃実験
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第697号
発表年月日 2011/06/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地構造チーム今野 久志(Hisashi KONNO)
寒地構造チーム西 弘明(Hiroaki NISHI)
寒地構造チーム山口 悟(Satoru YAMAGUCHI)
国立大学法人室蘭工業大学大学院くらし環境系領域社会基盤ユニット教授岸 徳光(Norimitsu KISHI)
抄録
本研究では、耐衝撃用途RC 構造部材の性能照査型耐衝撃設計法の確立に向けた検討の一環として、単一載荷時と入力エネルギーの合計が等しい場合における繰り返し載荷時の耐衝撃性状を把握することを目的に、純スパン長が8m の実規模RC 桁を対象とした繰り返し載荷重錘落下衝撃実験を実施した。本研究では、2,000kg 重錘を用い、全入力エネルギーを196kJ とし、重錘の落下高さを3.33m、5m、10m の3種類を設定して、それぞれ繰り返し載荷回数を3、2、1回とする実験を実施した。本研究の範囲内で得られた結果を整理すると、以下のとおりである。1)最大たわみと残留たわみは、設定した入力エネルギー間で繰り返し載荷回数に関わらず類似の値を示す。2)最終載荷時の累積残留たわみは、各桁間において類似の値を示す。ただし、単一載荷時の値が繰り返し載荷時の値よりも若干大きいことより、繰り返し載荷が想定される場合においても単一載荷時の値を用いて評価することにより、安全側での設計が可能になる。3)累積残留たわみは累積入力エネルギーとほぼ線形関係にあり、この関係を仮定することにより、各限界状態に対する桁の損傷程度が評価可能になるものと考えられる。
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