作成年度 | 1995年度 |
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論文名 | ダム湖における湖岸緑化手法の検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会北海道支部年次技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1996/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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環境研究室 | 藤田 満士(FUJITA Mitsushi) |
環境研究室 | 齋藤 大作(SAITO Daisaku) |
抄録 |
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近年、全国的にダムの湖岸緑化が行われている。一般に、ダム湖の水位低下時には湖岸部に帯状の裸地ができ景観の悪化、ダム湖周辺の生態系への影響及び裸地の浸食によるダム湖への堆砂を引き起こしている。また、ダム湖岸は年間を通じて水位変動が30m以上になるダムもあり、水没、波浪、浸食を繰り返し受ける等の環境圧が強く、植生の定着には厳しい条件下にある。特に北海道などの積雪寒冷地では湖岸斜面の雪や氷の滑動に伴って植生や表土が削剥されるという大きな問題がある。本論文は先進的に湖岸緑化の努力が行われている豊平峡ダムにおいて、1995年に実施した植生導入試験と湖岸の植生状態の現況調査の結果について報告するものである。[*]植生導入試験の結果、エゾミソハギが湖岸緑化に適した植種であることがわかった。さらに、現地踏査の結果、谷部は水の供給があり、氷、雪の浸食の影響を受けにくいため、植生が繁茂しやすいことがわかった。また、布団籠等の土木構造物を用いることにより、湖岸斜面が安定し、湖岸緑化が行えることが明らかとなった。 |
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