作成年度 | 1996年度 |
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論文名 | 河川形態と魚類の生息環境 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 北海道開発局技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1997/02/18 ~ 1997/02/20 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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環境研究室 | 齋藤 大作(SAITO Daisaku) |
環境研究室 | 藤田 満士(FUJITA Mitsushi) |
石狩川開発建設部 | 山口 昌志(YAMAGUCHI Masashi) |
抄録 |
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北海道開発局で行っているAGS工法の3つの柱は生態系、水辺利用、景観である。現在までのAGS工法は水辺利用と景観について大きな成果を上げてきているが、これらは人間を中心とした環境整備であり、生態系の保全に比べ評価しやすく、また効果として把握しやすい。しかし、人間以外の生態系の保全は評価が困難であり、AGS工法の中で一番遅れている状況にある。以上のことから生態系に関する基礎的研究はAGS工法の今後の展開に対し重要な位置付けとなる。[*]本研究ではモデル河川を選定し、流域の上・中・下流に調査ポイントを設け、生息魚類の生息環境調査を経年的に行った。このなかで流域全体としての生息魚の生息場の変化(特に昼と夜の生息場)、産卵場、越冬場等の把握を行い、河川改修時の生態系への考慮すべきポイントについて検討を行った。この結果、流域の上・中・下流には河床材料、勾配等の違いにより縦断的に変化した環境があり、それぞれ、多様な河岸、流況を備えた場所が多くの魚類にとって良好な環境であることが具体的に明らかとなった。 |
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