作成年度 | 1998年度 |
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論文名 | 停滞水域における植物プランクトンの挙動と水質変化 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1999/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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環境研究室 | 坂井 一浩(SAKAI Kazuhiro) |
抄録 |
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アオコが発現する石狩放水路において気象観測、水質調査、植物プランクトンの挙動を観測する現地踏査による目視調査、蛍光光度計によるクロロフィルa(Ch1-a)の計測を実施した。石狩放水路の水質は、形状特性から停滞性が強く流入負荷の影響を受けず、植物プランクトンの内部生産によって支配されている。閉塞部にあたるゲート付近のアオコの発現は、流路に沿った陸風(ESE)が卓越する気象条件下で目視確認された。アオコが植物プランクトン調査の結果、主に藍藻類であるMicrocystis aeruginosa,Aphanizomenon flos-aquaeanの2種で構成されていた。アオコの発現は、増殖と共に顆粒状のフロックを形成し、藍藻類の特徴であるガス胞により浮上し、それが風を主体とした循環流によって吹寄せられ、ガス胞の浮上力が循環流の沈降に勝る時、水面に集積し目視されるに至ったと推測された。 |
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