作成年度 | 1999年度 |
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論文名 | 流水面上における油膜の分散に対する表面張力の影響 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会 北海道支部年次学術講演会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2000/02/05 ~ 2000/02/06 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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北海道大学 | 長谷川 和義(HASEGAWA Kazuyoshi) |
環境研究室 | 渡邊 康玄(WATANABE Yasuharu) |
(財)北海道河川防災研究センター | 神尾 謙太郎(KAMIO Kentaro) |
北海道大学 | 岩上 哲平(IWAKAMI Tetsupei) |
環境研究室 | 玉川 尊(TAMAGAWA Takashi) |
抄録 |
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河川における油流出事故は、海洋における巨大タンカーからの流出事故に比してその流出量が圧倒的に少なく、薄い油膜になって汚染域を拡げるのが一般である。このため、あまり深刻な問題として取り上げられてこなかったきらいがある。しかし、近年事故も数が大幅に増え続けており、1級河川だけでも平成9年度327件、平成10年度356件などとなっていて、上水や河川生物へ打撃を与えるケースが起き始めている。[*]河川の油流出事故が発生した際、流出油の拡がりがどの位置まで達しているかをいち早く知ることが最も重要になる。対策時点におけるオイルフェンスによる最適回収場所を決定しなければならないからである。海洋における油の拡がりに関する研究は近年大きく前進しており、特に水面上での油層の重力的流動が詳しく解明されてきている。しかし、河川におけるような薄い油膜の拡がりに関する研究は皆無に近く、流水面におけるせん断力や乱流拡散および油の表面張力の支配的な現象に対する研究が必要になっている。[*]本研究は、事故で流出することの多い数種の油を対象にして流水面上で薄く拡がる実験を行い、その基本的な性質を調べようとするものである。 |
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