シンボルマーク独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 留萌川下流部河床形状の季節的変動に関する観測調査

作成年度 2013年度
論文名 留萌川下流部河床形状の季節的変動に関する観測調査
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第730号
発表年月日 2014/03/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地河川チーム川村 里実(KAWAMURA Satomi)
愛知工業大学工学部都市環境学科准教授(前寒地河川チーム)赤堀 良介(AKAHORI Ryosuke)
寒地河川チーム伊藤 丹(ITOU Akashi)
シン技術コンサル河川・砂防部近藤 峰男(KONDO Mineo)
北海道開発局留萌開発建設部治水課吉田 浩幸(YOSHIDA Hiroyuki)
抄録
河床形態の洪水時の変遷は流路の有する形状抵抗を大きく変動させる。このような現象は水位の変 動に大きく影響を与えるため、河川防災上、河床形態の変遷を把握することは非常に重要である。し かしながら、現状では洪水時の河床形状に関する時空間的変遷を示す情報自体が不足しており、これ までの観測例では浮体や船体に取り付けた音響測深機による縦断的な1次元形状の把握などに限られ ていた。水面下の地形に対する面的計測法としては、マルチビームソナーを適用した高解像度の測量 が普及しつつあるが、現状では有人による操船が一般的である上に観測機器が非常に高価であり、出 水時における運用は安全面でもコスト面でも大きなリスクを伴う。本研究では、市販の魚群探知機を 応用し、小型の音響測深システムをラジコンボート上に構築することで、安価で低リスクの洪水時河 床形態観測手法を提案する。留萌川河口部を対象に観測を実施し、2012年融雪期および夏期~秋期の 観測結果により留萌川河口部における河床形状の季節的変動について検討を行った。その結果、限界 掃流力を超えた掃流力が継続的に作用した2012年融雪期間においては河床波の発達が確認され、掃流 力の上昇が比較的短時間で収束した当該年度の夏期~秋期出水時には河床波が十分に発達していない 状況が確認された。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.