国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 GISを用いた分布型水文モデル(SWAT)の森林流域への適用

作成年度 2014年度
論文名 GISを用いた分布型水文モデル(SWAT)の森林流域への適用
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第126回日本森林学会大会
誌名(No./号数)
発表年月日 2015/03/27 ~ 2015/03/28
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境保全チーム久保 まゆみ(KUBO Mayumi)
水環境保全チーム水垣 滋(MIZUGAKI Shigeru)
水環境保全チーム渡邉 和好(WATANABE kazuyoshi)
水環境保全チーム平井 康幸(HIRAI Yasuyuki)
北海道開発局村上 泰啓(MURAKAMI Yasuhiro)
森林総合研究所森貞 和仁(MORISADA Kazuhito)
抄録
気候変動や土地利用が流域・沿岸域環境に及ぼす影響を評価する上で、水・土砂・栄養塩の流出予測は重要である。米国の農地流域を対象としたSWAT(Soil and Water Assessment Tool)は、水循環、土壌侵食、栄養塩等の動態を再現、予測する流域総合評価モデルでありデータの編集や計算をGISで扱うことができる。近年、日本では地形・気象・水文データのみならず土壌データの公開が進みつつあり、農地・森林の土壌データを統合できれば森林流域においてもSWATを適用できる可能性がある。本研究では、様々な土壌調査資料からSWAT用土壌データベースを作成し、鵡川・沙流川流域の日流量の再現を試みた。ここでは20万分の1土地分類基本調査(土壌図)「北海道」の土壌区分(属性2レベル)ごとに、国有林(林野土壌調査報告)、道・民有林(森林土壌情報データベース-北海道・民有林)及び農地(地力保全土壌図データ)の土壌区分を対応させた。土壌調査データの適用範囲は、GISを用いて土壌区分ごとにティーセン法でポリゴンレイヤを作成し決定した。鵡川・沙流川の日流量(2010~2012年)を再現したところ、Nash-Sutcliffe効率で0.73及び0.79と比較的高い再現性が得ることができた。
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