国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 山地流域の水・土砂流出における空間スケールの影響に関する研究の現状

作成年度 2014年度
論文名 山地流域の水・土砂流出における空間スケールの影響に関する研究の現状
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第126回日本森林学会大会
誌名(No./号数)
発表年月日 2015/03/27 ~ 2015/03/28
所属研究室/機関名 著者名(英名)
東京大学浅野 友子(ASANO Yuko)
国土技術政策総合研究所内田 太郎(UCHIDA Taro)
京都大学勝山 正則(KATSUYAMA Masanori)
東京農工大学五味 高志(GOMI Takashi)
水環境保全チーム水垣 滋(MIZUGAKI Shigeru)
国土技術政策総合研究所丹羽 諭(NIWA Satoshi)
福島大学横尾 善之(YOKOO Yoshiyuki)
抄録
これまで山地流域における水・土砂動態の観測・モデル化が進められ、多くの新たな知見が得られてきているが、これらの観測結果・事実を有効に実態把握・予測に活用するためには(a)観測事実と予測モデルの乖離と、(b)水・土砂流出における空間スケールの影響の理解が重要である。私たちは(b)の理解が(a)の課題解決につながると考え、レビュープロジェクトを進めているのでここで紹介する。国内外の空間スケールと水土砂流出に関する研究事例・データについて収集し、以下の3つの視点で整理した。(1)流域面積と水土砂流出現象を表現する指標値の関係。(2)流域面積の違いによる水土砂流出現象、支配プロセスの違い。(3)空間スケールが水土砂流出現象に及ぼす影響の数値計算モデル上の取り扱い。これまでの事例収集の結果、水・土砂流出における空間スケールの影響を考える際には、(A)対象とする空間スケールの違いにより水土砂流出現象がどのように変化するか?特に支配プロセスの変化はどうか?と(B)対象とする空間スケールが同じであっても、水土砂流出現象はばらつくのか?どのように空間的にばらつくのか? の2つの問題を分けて整理することが重要であることがわかってきた。
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