作成年度 | 2014年度 |
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論文名 | 天塩川における塩水遡上とヤマトシジミ生息環境に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第742号 |
発表年月日 | 2015/03/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水環境保全チーム | 杉原 幸樹(SUGIHARA Kouki) |
水環境保全チーム | 渡邉 和好(WATANABE Kazuyoshi) |
水環境保全チーム | 平井 康幸(HIRAI Yasuyuki) |
抄録 |
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天塩川のヤマトシジミ現存量を解析した結果、ヤマトシジミは底質環境と明瞭な関係が見られず、河床標高に依存する傾向が確認された。ヤマトシジミ生息環境の評価を行うため、超音波流速計(ADCP)観測および塩分観測を実施した。その結果、明瞭な2層流を形成する塩水遡上が確認された。ADCP データから塩淡境界位置の推定手法を検討し、境界標高の時間変化を推定可能とした。これにより標高毎の塩水接触頻度が推定可能となった。今回の検討により、現状のヤマトシジミは淡水域に生息し、再生産が抑制される環境であることがわかった。資源保全のためには塩水接触頻度を上昇させることが有効と考えられ、河川流速や流量によって塩淡境界位置を制御できる可能性を示した。 |
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