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論文投稿 岩石ずりを利用した自然由来重金属類の汚染対策技術の開発

作成年度 2015年度
論文名 岩石ずりを利用した自然由来重金属類の汚染対策技術の開発
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 地盤工学会誌
発表年月日 2015/08/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災地質チーム田本 修一(TAMOTO Shuichi)
防災地質チーム倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki)
地質研究監 伊東 佳彦(ITO Yoshihiko)
抄録
 蛇紋岩中に含まれるブルーサイトが,Asとの高い吸着性を有することに着目し,屋外カラム試験を行った。その結果,本試験条件では,Asを含有する泥岩ずりに塊状の蛇紋岩を混合することで,最大60%程度のAs溶出低減効果が確認された。そのため,蛇紋岩の混合は,自然由来ヒ素の汚染対策方法の一つとして,有効であることが示された。ただし,長期的には蛇紋岩試料が風化し,ブルーサイトから空気中の二酸化炭素を含む雨水などによって炭酸塩鉱物のパイロオーライトが形成されることによりAs吸着能力の低下が予想される。そのため,長期的に屋外カラム試験を実施し,パイロオーライトの量比とAs吸着量との関係などについて詳細に検討する必要がある。
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