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 サロベツ川の水収支とヤマトシジミ生息環境に関する研究

作成年度 2015年度
論文名 サロベツ川の水収支とヤマトシジミ生息環境に関する研究
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第751号
発表年月日 2015/12/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境保全チーム杉原 幸樹(SUGIHARA Koki)
水環境保全チーム平井 康幸(HIRAI Yasuyuki)
抄録
天塩川の支川であるサロベツ川・パンケ沼は国内ヤマトシジミの重要な漁場であるが、その水理構造等は不明な点が多い。本研究はサロベツ川の水理構造を明らかにし、塩分濃度などシジミ生息環境との関係を検討した。まずサロベツ川の複数点で連続的な流量観測を行い、水収支を検討した。その結果、サロベツ川は流出が卓越して塩水遡上が抑制されることがわかった。またパンケ沼は淡水供給が優先し、夏期以降は塩分の希釈が進行することが分かった。パンケ沼への塩分供給を考慮すると、サロベツ川の流量が重要である。1980年から河川流量が増加傾向にあり、それにともない漁獲量が減少傾向を示していた。流量増加は雨量強度に依存しており、近30年間の降雨状況の変化が漁獲量減少に影響を与えていると推察された。
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