作成年度 | 2015年度 |
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論文名 | 塩淡境界を持つ汽水湖の結氷下の水質挙動 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会 第60回水工学講演会 |
誌名(No./号数) | 土木学会論文集(水工学) |
発表年月日 | 2016/03/14 ~ 2016/03/16 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水環境保全チーム | 杉原 幸樹(SUGIHARA Kouki) |
水環境保全チーム | 平井 康幸(YASUYUKI Hirai) |
抄録 |
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網走湖において,結氷下の水質観測を実施した.水温と塩分の鉛直分布は躍層が破壊されて連続的分布となる.一方で,DOは躍層を維持していた.濁度はDO躍層と同一標高に高濁度層を有し,上層では酸素がほぼ消費されず高DOを維持していた.また,解氷によって淡水層内では鉛直混合が起こるが,塩水層は結氷期間を含めて鉛直混合しないことが観測された.解氷後には水温,塩分,濁度,DOの鉛直分布は同一標高に躍層を有する分布となった.結氷下における栄養塩の鉛直分布から,DO躍層の下層から上層への栄養塩の移動は少ないことが明らかとなり,汽水湖における栄養塩の鉛直循環はセイシュなど強制的な混合が必要であることが推察される. |
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