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発表 漁港施設における藻場創出機能に関する機能診断手法

作成年度 2016年度
論文名 漁港施設における藻場創出機能に関する機能診断手法
論文名(和訳)
論文副題 自然環境調和型沿岸構造物の機能保全に向けて
発表会 第15回全国漁港漁場整備技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2016/10/19 ~ 2016/10/20
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水産土木チーム丸山 修治(MARUYAMA Syuuji)
水産土木チーム大橋 正臣(OOHASHI Mashami)
水産土木チーム梶原 瑠美子(KAJIHARA Rumiko)
水産土木チーム三上 信雄(MIKAMI Nobuo)
抄録
近年、北海道の漁港に整備された自然環境調和型沿岸構造物の一部において、当初期待された藻場創出機能が低下する事例が見受けられており、早急な機能回復(機能保全)対策が求められている。しかし、藻場創出機能などの自然環境調和機能に関しては、評価手法や対策手法の検討が進んでいないのが現状である。本研究では、自然環境調和型沿岸構造物のうち藻場創出機能を付加した藻場造成型漁港構造物に着目した機能診断手法の確立を目的に、水産基盤施設の機能保全対策(ストックマネジメント)の診断体系を参考に、生物的観点から機能の発現状態を客観的に評価するための機能診断手法を考案した。 本機能診断は、簡易調査結果に基づき4段階の評価区分で簡易評価・総合評価を行う「機能評価」、評価結果が機能低下となった場合に詳細調査結果に基づき阻害要因を特定する「要因特定」、阻害要因に応じた機能回復対策の検討・実施および継続的な効果確認のためのモニタリングによる「対策・効果確認」の三つの要素により構成されている。 本稿では、北海道日本海側に位置し磯焼けの進行が懸念されるため機能回復対策を事業化している寿都漁港を対象として、本診断手法の妥当性の検証を行うとともに、北海道オホーツク海に位置し、藻場環境の創出を図っている元稲府漁港への適用について考察したものである。
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