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発表 結氷する汽水湖の冬期水質挙動の研究

作成年度 2016年度
論文名 結氷する汽水湖の冬期水質挙動の研究
論文名(和訳)
論文副題
発表会 北海道開発局
誌名(No./号数) 北海道開発技術研究会
発表年月日 2017/02/13 ~ 2017/02/16
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境保全チーム杉原 幸樹(SUGIHARA Kouki)
水環境保全チーム新目 竜一(SHINME Ryuuichi)
抄録
塩淡境界をもつ汽水湖において、結氷下の水質観測を実施した。結氷期間中に連続観測、鉛直分布観測、水質分析を行った。結氷中は塩分躍層が破壊され、水温と塩分は連続的な勾配を持つ分布となる。一方で、溶存酸素(DO)は躍層分布を維持し、躍層位置に高濃度の濁度層が観測された。それらの位置は塩分濃度が11PSUの標高と一致していた。水質分析の結果から栄養塩の分布はDO躍層位置に依存して大きく変化しており、結氷下においてはDO躍層を通過する化学種の拡散が非常に小さいことが明らかとなった。このことから結氷下の汽水湖では塩水層に栄養を蓄え、淡水層にほとんど影響を与えないことが推察される。湖内の栄養塩循環においては解氷期のDO躍層の攪乱が重要であると示唆された。
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