作成年度 | 2018年度 |
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論文名 | 山地流域の水・土砂流出における空間スケールの影響(3) |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 数値解析モデル上の取り扱い事例 |
発表会 | 水文・水資源学会 |
誌名(No./号数) | 水文・水資源学会誌 |
発表年月日 | 2018/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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福島大学 | 横尾 善之(YOKOO Yoshiyuki) |
国土防災技術株式会社 | 丹羽 諭(NIWA Satoshi) |
国土技術政策総合研究所 | 内田 太郎(UCHIDA Taro) |
筑波大学 | 平岡 真合乃(HIRAOKA Marino) |
京都大学 | 勝山 正則(KATSUYAMA Masanori) |
東京農工大学 | 五味 高志(GOMI Takashi) |
水環境保全チーム | 水垣 滋(MIZUGAKI Shigeru) |
東京大学 | 浅野 友子(ASANO Yuko) |
抄録 |
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本稿は,山地流域の降雨・土砂流出現象の数値解析モデルにおける空間スケールの影響の取り扱い方について,既往研究を分析し,とりまとめたものである.数値解析モデルの空間スケールの取り扱いにおける(1)最小の空間スケールとその決定方法,(2)入力パラメータなどで利用する空間分布情報,(3)支配方程式の空間スケール依存性の3点について整理した.その結果,最小空間スケールは利用する標高データの最小の空間スケールに依存することが確認された.また,利用する空間分布情報は標高や土地利用,植生データが多いものの,その他の情報は実測に基づく個別パラメータではない場合が多いことがわかった.さらに,支配方程式の空間スケール依存性については,モデルの対象とする斜面,河道,勾配,地形特性などの「場」に依存し,空間スケールに応じて明示的に支配方程式そのものが変化するモデルはほとんどないことがわかった. |
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