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発表 海氷の摩擦による重防食被覆材の摩耗特性

作成年度 2018年度
論文名 海氷の摩擦による重防食被覆材の摩耗特性
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第43回 海洋開発シンポジウム(2018)
誌名(No./号数) 土木学会論文集B3(海洋開発)
発表年月日 2018/07/05 ~ 2018/07/06
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒冷沿岸域チーム木岡 信治(KIOKA Shinji)
日本データーサービス株式会社遠藤 強(ENDOU Tsuyoshi)
(株)丸田組宮崎 均志(HITOSHI Miyazaki)
竹内 貴弘八戸工業大学大学院(TAKEUCHI Takahiro)
抄録
 重防食鋼矢板の被覆材料として実績が多いウレタンエラストマー(TPU)の海氷接触による耐久性を調べるため,すべり摩耗試験を実施した. 金属材料と異なり,TPU の場合は砂が含まれない氷でも凝着摩耗が確認され,摩耗進行は直線的であること,その勾配で定義した損耗(摩耗)率は大きく,金属材料の腐食摩耗や海氷に混入する砂による切削摩耗「アブレシブ摩耗」の定常損耗率より1 オーダー大きいこと等の基本特性のほか,接触圧,氷温,摩擦速度,そしてアブレシブ摩耗特性として海氷に混入している砂の粒径や種類が及ぼす影響も含めた損傷特性を明らかにした.さらに,氷海域で暴露試験を実施し,剥離を含むTPU の損傷が確認される等,氷海域での使用にあたっては特別に留意する必要があることが示された.
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