作成年度 | 2018年度 |
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論文名 | 汽水湖の底層貧酸素改善に関する現地試験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 環境工学フォーラム |
誌名(No./号数) | 土木学会論文集(環境) |
発表年月日 | 2018/12/18 ~ 2018/12/20 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水環境保全チーム | 杉原 幸樹(SUGIHARA Kouki) |
島根大学 | 増木 新吾(MASUKI Shingo) |
島根大学 | 管原 庄吾(SUGAHARA Shogo) |
水環境保全チーム | 新目 竜一(SHIMME Ryuichi) |
抄録 |
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塩淡二層汽水湖の網走湖において,塩水層の貧酸素水塊の解消を目的として,現地に気液溶解装置(WEP)を建設して酸素供給による水質変化について実水域で観測を行った.二ヶ月間の酸素供給を行った結果,装置周辺では溶存酸素の上昇が確認されたが,その範囲は非常に小さかった.硫化水素による酸素消費が大きく,溶存酸素として検出できないことが確認された.一方で酸素供給時に固体硫黄が析出して濁度が上昇することから,濁度をトレーサーとすると,底層水塊の流れに沿っておよそ120 m四方に酸素供給効果が波及していることが確認された.また水質分析の結果から,WEPによる酸素供給によって,硫化水素の減少とともに,リン及び窒素の減少も確認された.このことから,特定標高の層における汽水性貧酸素水塊の無毒化及び栄養塩濃度の減少が可能であることが示唆された. |
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