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発表 堤防決壊の事例をもとに考察した背水区間での堤防の決壊現象について

作成年度 2019年度
論文名 堤防決壊の事例をもとに考察した背水区間での堤防の決壊現象について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 2019年度河川技術に関するシンポジウム
誌名(No./号数)
発表年月日 2019/06/13
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地水圏研究グループ前田 俊一(Shunichi MAEDA)
寒地河川チーム島田 友典(Tomonori SHIMADA)
寒地河川チーム矢部 浩規(Hiroki YABE)
抄録
 平成30年7月豪雨では西日本を中心に甚大な洪水被害が生じ,特に,高梁川水系の小田川流域での堤防決壊の原因として「バックウォーター現象」という言葉がマスコミで盛んに用いられ,背水区間での堤防決壊が注目された.背水区間での堤防決壊は,例えば,平成28年8月の北海道豪雨でも複数の箇所で発生しており,決して珍しい現象ではない.また,支川の背水区間での堤防決壊は本川(合流先河川)堤防の決壊と遜色のない氾濫被害をもたらし得る.  堤防の決壊現象に関するこれまでの研究は,自流区間を対象にしたものが大半であり,背水区間の堤防決壊の現象を扱った研究はほとんど無く,その特徴は明らかになっていない.そこで,本研究では,背水区間での堤防決壊の事例を収集して,その特徴を整理して分類するとともに,決壊口の拡幅機構の要因について考察を行った
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