作成年度 | 2019年度 |
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論文名 | 漁港の静穏域を活用したマナマコの中間育成技術の開発 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 産総研北海道ワークショップ |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2019/11/12 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水産土木チーム | 稲葉 信晴(INABA Nobuharu) |
抄録 |
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近年,漁業者の高齢化や燃料価格の高騰などにより地方における漁業の衰退化が問題視されている.また,漁業経営体の減少に伴い利用漁船数も減少するなど漁港施設の利用形態が変化している.以上のような背景の中,我が国では,漁港機能の再編や施設の利用目的の多様化を進めている.本研究は,漁港内の遊休化した水面を活用した栽培漁業支援技術の開発(対象魚種:マナマコ)を目的とし,実施した. マナマコは対象漁港全体に分布したが,港内のコンクリート構造物上に特に多く分布した.人工マナマコ種苗放流人工礁による現場実証試験の結果,基質はホタテ貝殻,空隙は1.5cmあるいは3cmに設定した構造が放流後の定着・成長に良港である可能性を示した.また,人工礁内に生息していたヤドカリやカニの消化管内容物からナマコの骨片が検出された事から,これら生物が食害生物として生残に悪影響を及ぼしている可能性が示唆された. |
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