国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 着氷雪防止材料の屋外実験結果について

作成年度 2001年度
論文名 着氷雪防止材料の屋外実験結果について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第17回寒地技術シンポジウム
誌名(No./号数)
発表年月日 2001/11/07 ~ 2001/11/09
所属研究室/機関名 著者名(英名)
維持管理研究室池田 浩康(IKEDA Hiroyasu)
維持管理研究室岳本 秀人(TAKEMOTO Hideto)
維持管理研究室早坂 保則(HAYASAKA Yasunori)
抄録
道路橋のうち部材が路面上空を覆うトラス・アーチ形式は降雪に伴い、部材に付着した雪氷が落下して、通行車両や人に支障を及ぼすおそれがある。そのため、一般に積雪地域に於いては、上路式を選定するのが望ましいとされている。しかし、経済性等の条件によりやむを得ず下路式が選定される場合、着氷雪抑制対策を検討する必要がある。このような橋梁を対象に1冬期の着雪実態調査を行ったところ、橋梁部材と着雪との界面には、氷板が形成され凍着が確認された。また、部材の温度変化を測定したところ、気温に対し0~5℃前後の温度上昇及び低下が見られることから、部材の熱的性質をコントロールすることで、凍着を緩和し着雪を抑制できる可能性が考えられる。そこで、着雪抑制を目的として、最近開発されている着雪抑制塗料及び、着雪抑制効果のある特殊材料の検証のため、屋外に於いて性能比較試験を行い、着雪・落雪の性能評価をして、橋梁などの着氷雪対策の検討資料とする。
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