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発表 開放性砂浜域に生息する潜砂性二枚貝の波による放出と減耗

作成年度 2001年度
論文名 開放性砂浜域に生息する潜砂性二枚貝の波による放出と減耗
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成13年度日本水産学会学術講演会
誌名(No./号数)
発表年月日 2001/05/31 ~ 2001/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
北海道大学山下 俊彦(YAMASHITA Toshihiko)
北海道大学菅沼 剛(SUGANUMA Takeshi)
前水産研究室(現北海道開発局竹田 義則(TAKEDA Yoshinori)
抄録
北日本沿岸に生息する有用潜砂性二枚貝のウバガイ、バカガイ、サラガイ等は、高波浪により稚貝の放出・減耗が発生し、資源量減少の大きな要因となっている。著者らは、これら3種の稚貝の砂漣形成時の局所地形浸食による放出確率及びウバガイの減耗について明らかにしてきた。本研究では、放出確率が非常に低いサラガイ稚貝を対象に、より大きな地形浸食速度下での放出特性及び3種の貝の減耗過程について、任意波型振動流装置により検討した。その結果、次のことが明らかになった。①サラガイは潜砂深さがウバガイより4倍程度大きいため、大きな地形浸食速度が発生する確率が低く、放出されにくい。また、ウバガイがほぼ真下に潜るのに対し、サラガイは下方向だけでなく、斜めや水平方向へも移動するため、鉛直方向の地形浸食に対して放出されると考えられる。②ウバガイ、バカガイは転がりながら移動するのに対し、サラガイは水中に浮いて移動するため底面から受ける衝撃が少なく、減耗時間はウバガイ、バカガイ30~40時間に比べてサラガイ60時間と長くなる。
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