作成年度 | 2001年度 |
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論文名 | Runoff on grassland slopes with riparian forest zones in the volcanic ash-covered area of eastern Hokkaido |
論文名(和訳) | 北海道東部の火山灰堆積地域において河畔林帯を有する草地斜面での流出 |
論文副題 | |
発表会 | 農業地帯における河畔緩衝帯の水質浄化能の解析とその設置法に関する国際ワークショップ |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2001/11/05 ~ 2001/11/09 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土壌保全研究室 | 石田 哲也(ISHIDA Tetsuya) |
農業土木研究室 | 中村 和正(NAKAMURA Kazumasa) |
抄録 |
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北海道東部の酪農地帯の草地で排水路沿いに河畔林が残っている草地斜面において、河畔林内の土壌断面、浸透能、降雨時の地下水位変化などを調査した。調査地域には、摩周火山の火山放出物が熱く堆積しており、1.5m以深にある腐植層を伴うローム質火山灰(Ma-k)が不透水層のように機能している。草地のベーシックインテークレートは、2.3~13.3mm/hときわめて小さく、また斜面浸透計による調査結果でも降雨の大部分が浸透しない。一方、林帯での浸透能は213~611mm/hときわめて大きいことから、流域への降雨は草地表面を流下し、林帯内で地中に浸透すると推察された。格子状に実施した土層調査および地下水位観測から、地表面の傾斜方面や凹凸(微地形)と遮水層のそれとは平面配置が重ならず、表流水と地下水は異なる流出経路を持つこと、林帯では浅い地下水が軽石礫層を遮水層傾斜に従って移動し、河岸の湿地で数日間滞留した後に河川へ流入することがわかった。 |
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