国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 札幌市における主要幹線道路の大雪による経済的損失について

作成年度 2002年度
論文名 札幌市における主要幹線道路の大雪による経済的損失について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第18回 寒地技術シンポジウム(講演論文集)
誌名(No./号数)
発表年月日 2002/11/25 ~ 2002/11/27
所属研究室/機関名 著者名(英名)
交通研究室宮本 修司(MIYAMOTO Syuji)
交通研究室浅野 基樹(ASANO Motoki)
交通研究室林 華奈子(HAYASHI Kanako)
抄録
約180万人の人口を持つ札幌市内の一般国道8路線と環状道路2路線を対象に、GPSによって運行管理を行っているタクシーの走行データを用いて、記録的な豪雪が発生した日の交通実態を調査した。 その結果、札幌市とその近郊に記録的な大雪が降った平成13年12月10日~平成13年12月14日の12時間平均旅行速度は17.6km/hとなっていたが、除排雪作業が完了した後の平成14年1月7日~平成14年1月11日には23.8km/hと6.2km/h回復していた。 これらの旅行速度の調査結果と冬期センサスによる交通量データ、車両走行経費原単位及び時間価値原単位を用いて、札幌市内主要幹線道路の車両走行総経費を求めると、大雪による速度低下によって約5.3億円/12時間の走行損失が発生したことが明らかとなった
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