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発表 塩化物水溶液によるコンクリートの長期スケーリング抑制に関する一考察

作成年度 2002年度
論文名 塩化物水溶液によるコンクリートの長期スケーリング抑制に関する一考察
論文名(和訳)
論文副題
発表会 土木学会北海道支部 平成14年度年次技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2003/02/01 ~ 2003/02/02
所属研究室/機関名 著者名(英名)
材料研究室遠藤 裕丈(ENDOH Hirotake)
材料研究室田口 史雄(TAGUCHI Fumio)
材料研究室嶋田 久俊(SHIMADA Hisatoshi)
抄録
近年、性能照査型設計法への流れを受け、コンクリートの長期耐久性に関する研究が活発に行われている。この背景を踏まえて本論文では、コンクリート表層の細孔構造に着目し、スケーリングの長期抑制に効果的な品質条件に関する考察を行った。主に得られた知見は以下の通りである。①コンクリートの打設面では、750Å以下の細孔量が0.20ml/g以下になるとスケーリング抵抗性は大きく 向上し、普通ポルトでは概ね0.15ml/g、高炉B種では概ね0.10ml/gまで細孔量が減少すると、極めて大 きなスケーリング抑制効果が得られる。②底面・型枠面では、750Å以下の細孔量が0.20ml/g以下になるとスケーリング量は極めて少なくなる。 しかし、概ね0.10ml/gまで細孔量が減少するとモルタル粗塊が剥落する可能性が高まるため、0.20ml/g を目標値とし、表面に高い硬性を持たせることがスケーリング抑制に最も適した条件と思われる。
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