作成年度 | 2002年度 |
---|---|
論文名 | 数量化理論を用いた岩盤安定度評価の試み |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本応用地質学会北海道支部平成14年度研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2002/06/07 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
地質研究室 | 橋本 祥司(HASHIMOTO Shoji) |
地質研究室 | 伊東 佳彦(ITO Yoshihiko) |
宇都宮大学 | 菊地 宏吉(KIKUCHI Kohkichi) |
京都大学大学院 | 水戸 義忠(MITO Yoshitada) |
京都大学大学院 | 日外 勝仁(AGUI Katsuhito) |
抄録 |
---|
近年発生した岩盤崩落事故を契機として、道路沿いの岩盤斜面の崩落に関する適切な評価手法の開発が急務となっている。一般に斜面崩壊の素因および誘因評価のポイントは多岐にわたるが、一定の地域に限定した場合、地質をはじめ各種条件が同じであることから比較的類似しているものと考えられる。そこで地域ごとあるいは地質ごとにそれぞれ最適な評価手法を構築することにより、より確度の高い評価が可能であると考えられる。本研究では、北海道において比較的大規模な岩盤斜面が多数分布する3地域(4分類)を対象として、数量化理論を用いて岩盤崩落に関与する因子の抽出および影響度を分析し、地域性を考慮した岩盤評価方法の検討を行った。その結果、地域どとに特徴の異なる因子が抽出され、各々の影響度を定量的に把握することができ、これらを用いた斜面安定度判別は外的基準と高い一致を示した。過去の崩壊事例が多くないことから、外的基準に専門家による判定を用いたことやアイテム、カテゴリーの設定については議論の余地はあるが、判別的中率や相関比は高い値を示しているため、十分な分析精度を有していると考えられる。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |